夜の扉
朧月

探し続けても
ゼッタイに見つからない
適切な私の
世界はまだ見つからない

救われたくて求める
言葉たちは知らない顔をする
意味など自分で決めるのだ
星はそうつぶやく

あるがままという
言葉を受け入れる
それすらも今の
私にはむずかしくて

君の背中を
目で追いかけながら
届けば
伝えるつもりも
不確かになる

世界がもしも
人の数だけあるなら
迷いの夜を出るドアも
星のよにある
そう信じたい



自由詩 夜の扉 Copyright 朧月 2012-02-14 23:12:00
notebook Home 戻る