end
mizunomadoka

色のない鉱石を積んで
仲間を探した

冷帯のないこの地方には
生きる望みがあった

書庫だった場所を掘り返し
判読できる紙を集めて
キャンプに持ち帰った

同じ日々が続く

薬草の組成を変えて
エネルギーが生まれた

これで遠くまで
行けるかもしれない

一枚ごとにかわる物語をつぎ合わせながら
雨がやむのを待った





自由詩 end Copyright mizunomadoka 2012-02-14 22:06:34
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