単三電池が切れる迄
TAT
マンガンの
単三二本が切れる迄
廻り続けるブリキのロデオ
柄に無く
動揺をして
覆面に
切符切られた
貴女(オマエ)のせいだ
片翼で
永らくやってきたもんで
番なんかに
なれませんってw
土砂崩れ
波浪警報
豪雪の
店舗の裏(バックヤード)に
恋が落ちてた
錆び付いた
鉄塔の上
高々と
ドン・キホーテは
叫んでいたい
ガラクタに
惚れてどうする
人生は
ほんの短い
ゆけロシナンテ
永久に
マンガン電池が
切れるまで
廻るオモチャで
俺は在りたい
いまだにな忘れられへんあの日ホラ
キーン!て飛行機雲行ったやろ?
短歌
単三電池が切れる迄
Copyright
TAT
2012-02-14 20:38:45