ジュリエット



重い扉の前で
君を待ってるんだ
空が次々に溢す
冷たい雫を身体に受けながら

雫が身体を叩くたび
現実の重さが僕を濡らす

いつしか僕の髪からも
冷たい雫がつるんと落ちて
服は重く身体にはりつく

僕は待ち続ける

扉の向こうは光で満ちていると信じている




自由詩Copyright ジュリエット 2012-02-14 17:19:23
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