あたらしいもの
梅昆布茶

それはなんだろうね

いつくしみも愛も過ぎ去ってゆくね


きみをそっとおく

愛をそっとおく


あたらしいものはちょっとめんどうで

でもねいつも変わってゆくのだね


僕の柔らかい部分を突き刺した君は優しい剣

とてもたちうちできないのだね


時間はやさしく許してくれるこころの罪をね

何が僕たちの指針なのか

あるいはねとってもやさしくて素敵なものがあるの


あなたのしらないでもあるのだね

ぼくの見つけたものを愛と呼んでほしい

ちょっと無理かもしれないけどわかるだろ


障害のないものなんてない

ぶつかって当たり前の毎日をぼくたちは生きているのだね


限られた言葉の中でそれを説明するのはむずかしい

でもねそれを説明できなければ僕は詩人を辞めるし

もともとたいした言葉をもってないしね



希望を説明するのはけっこう複雑だでもね

いつも君の力を信じている


もっと飯食いなよ

ぼやぼやしてんじゃねえ

明日はすぐにやって来る









自由詩 あたらしいもの Copyright 梅昆布茶 2012-02-12 03:46:25
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