雨上がり 
服部 剛

目が覚めた、部屋の窓の風景は 
雨にすっかり洗われた 
まあたらしい世界 

一枚の葉は透けた滴をしたたらせ 
こちらに合図を送っている 

憂鬱な気分に頬杖ついて 
眠っている間に 
にわか雨が 
通りすぎていった 








自由詩 雨上がり  Copyright 服部 剛 2012-02-10 23:51:09
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