さんせっとららばい 3   ファンタジア
凪 ちひろ

あふれ出す愛しさは
だれにも止められない
わたしの持つ愛しさは
他のだれのものでもない

知らない気持ちを知る
それは一人ではできないけれど

やがて夜が来て
愛しさは募って

ぜいたくはいらない
一つだけでいい
悲しみも苦しみも
超えた所にあるの

今瞬き出した
無数の星々の中に
真理を見るというのなら

ただ歌えばいい
抱えた思い
抱えた願い
やがて声は
届くでしょう
君の所へ


愛しさがあふれ出して
わたしたちは作るの

大空の下の舞台
歌う幻想夜


自由詩 さんせっとららばい 3   ファンタジア Copyright 凪 ちひろ 2012-02-10 23:31:30
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