四時限.待ち受け
yuugao

丈の短い幸せと
待ち伏せしている
控えの衣装コロモた(経)ち。

煮詰まる水あめが
とうとう金色かかってしまった。

「どうして、こうなるんだ・・・」

「焦げる」とは
きっとそういう事なのだろうと
どこかで納得しなければ
それこそ〇〇、大やけど。

滲んでいく焦げ色は
いつだって抱かれる側。
対の抱擁は、終いの拒絶と紙一重。

秒針を必要としない時計の
その正確さ(性格差)と
その曖昧さの中(外)で。


自由詩 四時限.待ち受け Copyright yuugao 2012-02-09 20:36:24
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