あまのじゃく
そらの珊瑚

悲しみの蓋は
いつのまにか
ぱたり、と
しまる

しめようと 
やっきになっている時には
その蝶番を
がたがた いわして
頑として 拒否するくせに
ふと気づいたら
ことり、と
しまっている

悲しみの蓋は
その持ち主に似て
あまのじゃくなのだ


自由詩 あまのじゃく Copyright そらの珊瑚 2012-01-28 12:06:10
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