成熟した孤独
吉岡ペペロ
花火のようなものを幻視した
こぼれる火花は涙のようだった
熱いはずなのにぼくには涼しかった
そうだ、成熟した孤独を生きてゆくのだ
なにもかもを破壊してしまったよ
ぼくは馬鹿や
ぼくは馬鹿や
居場所はこの肉にあるじゃないか
花火のようなものを幻視した
こぼれる火花は涙のようだった
熱いはずなのにぼくには涼しかった
そうだ、成熟した孤独を生きてゆくのだ
自由詩
成熟した孤独
Copyright
吉岡ペペロ
2012-01-26 20:54:07