『くつそろえてたつの　入り口で振り返ってにこり　この世界との最後のつながりをたつの』

そこが優しいだけの世界ならと願うしかできないんです


『くつそろえてたつの　わからないけれど、いきたいの　この世界の出口はとてもさみしいよ』

そちらはあたたかいですか


そんな夢を見た日に
となりのあなたはとても温かかった
どこかで消えていった後姿は
朝のニュースが伝えるだけ
わたしはそれに涙は流さない

けれど
たまに
思うの
ああ
どうしてって
ねえ
どうしてって

答えなんか一つなのにね

そうやって気づくの
わたしは
まだ
息をしていたいんだって