角砂糖
はるな
きのうちょっと
恋をしたので
時計ふたまわりぶん眠ってしまった
目がさめたら誰もいなくて
かけっぱなしのCDがくるくる
晴れてかたむいた空に冬がうかんでさ
眠った汗がはりついて
かぜ薬をのんだあとみたいに
ぼんやり
かんがえていた
そうして
誰もいない部屋で
わたしもだんだん
いなくなっていく
自由詩
角砂糖
Copyright
はるな
2012-01-23 16:28:16