ひとり寝慕情
石田とわ




             ねむれぬ夜に枕抱き
             布団のなかで寝乱れる
             寝巻きの裳裾はだけては
             さむいさむいと足擦る
             さびしさ募るひとり寝に 
             へのへのもへじ指で描き
             ちいさく名前呼んでみる
             呼んだそばからかなしくて
             なみだで枕濡れました
             逢えぬぬくもりいと恋し 






        
             


自由詩 ひとり寝慕情 Copyright 石田とわ 2012-01-23 05:14:08
notebook Home