そらの珊瑚

私がいるのは、
自ら吐いた
柔らかな絹糸で 
紡いだ世界の中

境界線はカーヴを描き
命のように 
絶えず呼吸している

薄闇は平安を呼び
孤独は瞑想をくれる

ひきこもりになるのも 悪くない

そして いつしか
羽がはえ
生まれ変わる
ついには繭を破るだろう

狭き門より出でて、恋をするために!


自由詩Copyright そらの珊瑚 2012-01-21 15:35:06
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