ちいさな文章をずっと書きたかったので書いてみる試み二回目。前回リクエスト&コメントをいただきましたざりがには冬眠中です。トワイライトエクスプレスには豪華コンパートメントのほか慎ましやかなB寝台もありました。さて。
年がかわったのでもう一昨年の春、病気で全身麻酔の手術をしました。あれこれとコンセプトを説明するからインフォームドコンセプト、と思ってましたらインフォームドコンセントでした。手術の意味、意義、必要性、術前、術後、術中何をどうするのか、麻酔のリスク、主治医から様々説明されたり質問したり答えたり答えてもらったりそんな流れの中で、特にあらたまることもなくただただ坦々と相手が聞いてきたこと。
「××さんは、神様に輸血が駄目って言われてませんね?」
一瞬、頭が止まってしまいました。普段からそう動いている頭ではないのですが、
「・・・私まだ神様に会ったことないんですけど。」
一緒にいた家族から「宗教上の問題って意味だよ。」というフォローがなければ、しばらく医者と見つめ合ってしまう処だったでしょう。輸血を前提とする手術ではなかったのですが、何百人、何千人と患者さんを診ていくうちにはいろいろな人がいるのだそうです。あるはずのないところに血管が通っていたとか。
「かみさまそこにおらりましか」
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気に入りのライトノベルの一つ、「あそびにいくヨ!」の14巻を思い出してしまう出来事でした。