冬の少女
朧月

挨拶のできない子供だった
人の顔色をみていた
それでもいい
そうあなたに言える
同じ目をしたあなたの
かたい背中に
小さく震える羽がある
飛んでいいよ
あたしもここまできたんだよ
冬の風にたたずむ少女に
見る自分の影を


自由詩 冬の少女 Copyright 朧月 2012-01-12 00:19:11
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