孤高を貫く人へ


今日は多分泣いている

私にはそれが聞こえていた


大人だって傷がつくねんて。

十年前の言葉を飲み込んで

今も悲しんだりするねんて。


二十九のおとこのひとが

女子高生に嫌いやといわれて

少し落ち込んだりすんねんて。

ほっぺにキスをされて

幸せな気持ちになれるんやって。



あなたの悲しみいっぱい食べるよ。

だからもう泣かんといてね。



一人で生きた。何人も女を作った。

誓いをして、それも壊れてもうた。

死のうとした。死ねなかった。


大丈夫。誰も忘れたりせーへん。

心配せんでいいからね。


大人も悪くないなと思います。

人間味があっていのちやなあって。





自由詩 孤高を貫く人へ Copyright  2012-01-05 06:08:21
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