言葉の墓標
朧月
私の耳から
ざらざらと言葉の死骸を取り出して
先に行ってしまった今日を追いかける
こんもりと墓標のような
私の頭は枕に乗って
言葉の海を漂うのだ
その静かな海には
君からの
がある
そう思いたい
なにであるかもわからぬままに
自由詩
言葉の墓標
Copyright
朧月
2011-12-31 00:23:38