perfectly alone
mizunomadoka
どこまでも走れる気がした
走ってるうちにマフラーも手袋も
飛んでいった
ただ息を吸って、ただ手をふるだけ
足は車輪で
手は広げると翼になった
早くどこまでも・・
地上も空も見えなくなって
気がつくと
私は宇宙航行炉をそなえていた
レーダーをオフにして
靴を探せば
おまえが神様だよ、と言いながら
靴をはかせてくれる
父の姿が見える
自由詩
perfectly alone
Copyright
mizunomadoka
2011-12-29 23:09:55