幼い王子に
梅昆布茶

これから人生を刻むモノ

蒼く澄んですがすがしく存在する

そして世界は君らのものさ

ためらいもなく廻して欲しいのだ

世界を宇宙を


1歳だよね

瞳輝いているね

頬ずりしたかったよ

よだれいっぱいのほっぺたにねえ王子様


いずれ王様になるのだよね

僕のこと忘れないでね

大好きだよ


一緒におたまじゃくし数えたね


花火大会のきんぎょ

大切にしてる君がとてもいとしくて


ちょっとぼろぼろなのだけれど


僕の水槽に入れといたからね


どうせ君は忘れちゃうけどね

でもね

やんちゃな君が大好きなんだよ

ねえ空君


僕はわからないけど

君の空になるために

生まれてきたのかも

しれないねえ


自由詩 幼い王子に Copyright 梅昆布茶 2011-12-28 20:15:23
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