綿毛とひかり
吉岡ペペロ



綿毛がひかりになる夢を見た

世界があったかくて平和だった

綿毛とひかりの

愛でも歌っているのかなあ

永遠かあ

空がこわいくらいの青だった


蛇行する広い河川の横を

木々の黄葉が連なっていた

夜になると

ビル群の明かりひとつひとつが

死体を焼く炎のように燃えていた


綿毛がひかりになる夢を見た

世界があったかくて平和だった

綿毛とひかりの

愛でも歌っているのかなあ

永遠かあ

空がこわいくらいの青だった


携帯写真+詩 綿毛とひかり Copyright 吉岡ペペロ 2011-12-16 07:42:01
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