汚れたスニーカー
清風三日月

今よりももっと
陽の当たる場所を
目指して歩いてみる。

しかし歩くそばから
夕闇が背後から迫り
焦った僕は思わず
駆け出すんだ。

陽はまた上り繰り返す
それを知った僕は
暗闇の中…
朝陽を待つ。

座り込んだ僕の
スニーカーに朝陽が
当たった時に
スニーカーが汚れたと
気付いた。

たしかに…
陽はまた上り繰り返す
でも座り込んじゃダメなんだ!

陽の当たる場所を求め
ひたすら歩こう。

結果ばかり求めないさ
他人の評価は気にしないさ

ただ汚れたスニーカーだけは
僕が歩き続けていることを
証明してくれるから。


自由詩 汚れたスニーカー Copyright 清風三日月 2011-12-10 17:10:45
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