古代 透


光が生まれるまえ、
闇は何という名前だったろう

かじかむ手でまだ温かい
鞄の中の弁当をさわると
始発の鉄道が低くささやく

それは母かもしれない


自由詩Copyright 古代 透 2011-12-05 23:08:48
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