くっさい
花形新次

いつものように
朝6時
トイレに駆け込む私に
投げつけられた言葉には
きつい響きがありました
あれは17年前
深く愛し合っていた私たち
動き始めた家庭という名の汽車に
二人飛び乗った
大忙しの
朝のひととき
トイレの便器に座って
「なんで先に行くのよ!
 アンタの後は臭いんだから!」
俯いた私は
反論の言葉さえ失くしてた


自由詩 くっさい Copyright 花形新次 2011-12-02 09:04:13
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パロディ詩