祈るというよりも
文字綴り屋 ひじり
ああ
私が人ではない存在に祈っているのだとしたら
それは泣きたい気持ちだからでしょうか
それとも辛いと感じているからでしょうか
でも
私はきっと涙を流すことはない
声を振り絞って叫ぶこともない
ただ
左手を自分の胸に当てて鼓動を確かめるだけ
大きく息を吸って吐き出し呼吸するだけ
まだ
私は生きているんだ
これからも
生きていくんだと
何十回も何百回も呟くのだろう
誰の耳に届かなくてもいい
自分の想いに変わるのなら
自分の誓いに成るのなら
自由詩
祈るというよりも
Copyright
文字綴り屋 ひじり
2011-12-01 23:23:12