星の塗装工
yuugao

床に沈んでいた 木製の半月盾∵

あれを半月と呼んでいられたのも
半分が土で安泰だったからだ。

今更になって
分離し始めるとは思ってもみなかった。

半月が満たされたことによって
あれはもう
真の意味で木製となってしまった。

加えられた工作 息を吹き返すコーティング。


自由詩 星の塗装工 Copyright yuugao 2011-11-28 23:47:17
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