アナル坂
花形新次

アナル坂を
下りたところで
私は待っている
誰か来ないか
息をひそめて
私は待っている

女遊びには飽きたなんて
強がりを言ってみたいけど

夜の新宿二丁目で
味わった屈辱を
いつか誰かに晴らすために
この坂を下りて来るのを見てる

いつまでも見てる


自由詩 アナル坂 Copyright 花形新次 2011-11-22 19:26:21
notebook Home
この文書は以下の文書グループに登録されています。
パロディ詩