YUME
唐草フウ



・・・
徐々に拍手
やがて喝采
そんなふうにして雨が
ふりやまない
かなしくない
矢印が斜めに
さしこむ窓に涙
いえ、ここはみずのくに
・・・


そらに昇ってゆく人は
くつを脱いでゆくので
いくらか荷が軽かろう
その落ちてくる靴を
わたしはいくつ
注目できるだろう
それとも簡潔に
こつん あれは
松ぼっくりかもしれない
だきしめる あなたを
ほらぬくもりはこどくのなかを歩いて
近づいている











自由詩 YUME Copyright 唐草フウ 2011-11-18 21:10:01
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