ファントム・ペイン
TAT
オタマジャクシが音符になって
俺にレクイエムやソナタを聞かせてくれる
腹のでっぷりと出たオッサンにはなりたくなくて
ブラックやタバコで凌ぎ
炭水化物を特に禁じ結果
おにぎり一個でお腹が張ったり
月に二度ほどは底の無い悪魔のようにケンチキラーメン刺身トンカツうどんエクレアらっきょうホルモンで
こんなんあと十年も二十年も続けてたら本当にカラダに悪いんだろうなと
ガチでたまに思い巡らすが
悲しみや
劣等感それに
徒労グセは
振り払う事の出来ない幻のように
いつも真夜中過ぎの俺をリンチにかける
ラ・ヴァレンチノ・ペイン・ド・ファントム