かんな/うまれたひ
かんな
いっしょに
としをとっていこうと
きみが
つぶやいたのは
わたしの
うまれたひ
かんそう
ちゅういほうの
あきばれのそらのした
あかい
ばらをいちりん
きみが
わたしにわたした
ては
ものがたる
だから
つなごう
ふたりのゆびさきを
からめよう
わたしときみの
いきるみちが
まじわっていくように
いとしいひとへ
とかかれた
ぷれーとがのった
けーきにろうそくをたてて
ふきけすと
ほのおはきえ
くらやみとせいじゃく
ただ
ちかおう
いきること
ともに
あゆむこと
あゆみをやめたとき
よりそうこと
なにも
いえなくなったとき
みつめあうこと
そしてきみとわたし
ことばを
みつけること
きみにであえたことに
ありがとう
うまれたひに
ありがとう