プラネテス
itukamitaniji

プラネテス

あれは遠い日のこと 僕らは真夜中に
街を抜け出して 綺麗な海へと出かけた

満天の星空に 僕らただ黙り込んで
何処にも居なくて 誰でもないフリをした
流れ星見つけたよ 指差す暇も無く
生まれた刹那に すぐに消えてった 

もう輝かない石ころは 海へと放って

新しい星になった それは誰にも見つけられない
六等星の秘密のポラリス 君だけが位置を知っている


あれは遠い日のこと それぞれの旅に出た
何処にも隠れれず 僕は僕になった
流れ星気付かない 見上げる暇も無い
生まれた意味は すぐに見失うのさ


だからこそ輝くのさ 誰かに見つけてもらいたくって
誰もがきっと彷徨うプラネテス 自分と言う名を与えられて

失った記憶もちゃんと 長い旅を越えて此処にある
六等星の秘密のポラリス 君だけは位置を忘れないで

君だけは位置を忘れないで


自由詩 プラネテス Copyright itukamitaniji 2011-11-07 23:51:38
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