初歌詞
榊 慧

アンケート用紙に 油性ボールペンで
泣かない程度に 息を吐きだして
文庫本の中身写してはばたく
ODする夢だけみる 夢だけ
だからこんなんでもいいの
だからこんなんでもいいの


連絡手段は 地下埋葬で
動けない程度に ピアスちぎって
肉片茹でて歯は保存しといた
くだらないものを見る くだらない
だからこんなんになったの
だからこんなんになったの


ためらいだけも 今度という今度は
もっとましな 祈りでもしてれば
耳打ちしたところで死んでいた
激怒の音だけがいい 激しいだけ
だからなにもなかったって
だからなにもなかったって


だからこんなんでもいいの
だからこんなんでもいいの

だからこんなんでもいいの
だからこんなんでもいいの


(なんでもかんでも肯定する…)
(だからこんなんでもいいの)


自由詩 初歌詞 Copyright 榊 慧 2011-10-26 21:40:54
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