夕陽
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いくつもの約束も
微笑みも
泡のように消えて
小さな海に沈んで眠る
囁き合った星々は
鈴のように笑ってる
遠くで眠る砂漠の中に
銀の涙がそっと光る
静かに本を閉じたなら
もう戻れない道を
花束で飾ろう
棚の中に並んだ瓶には
いくつもの夜明けが
眠っている
自由詩
夕陽
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2011-10-26 19:26:31
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