ねじれの25分
yuugao

三橋に降り積もる数字の粉。
揺るぎない25分は
実り在る者にとっての要。

ふと
街角のどこかで
売り物が非売品へと変わる音がする。

整形された鉱物の響きは
大多数の河岸に置いてきた。

精算に追われた
生々しい勘定事の数々。

半目の三〇分が
目の前で揺らぎ始めたことを知るのに
裏腹すぎていた強気の二〇五分。


自由詩 ねじれの25分 Copyright yuugao 2011-10-25 22:01:25
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