悲しいのは
つむ

悲しいのはあたりまえだ、僕は今
ちいさな墓をつくっているのだから

悲しいのはあたりまえだ、僕は今
そこに子供を埋めようとしているのだから

悲しいのはあたりまえだ、僕が今
埋めようとしているのは一つの時代

悲しいのはあたりまえだ、僕は今
美しいそれを独りとむらうのだから。


自由詩 悲しいのは Copyright つむ 2011-10-24 00:05:28
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