【 アスタリスク 】
泡沫恋歌
この世の中には
不愉快な言葉で溢れかえっている
目を瞑っても
耳を塞いでも
棘のある言葉が
皮膚を突き破って
神経にグサグサ刺さってくる
ああ どうすればいい
目と耳が欝になりそうだ
無神経な奴らが多過ぎる
傲慢な奴らが幅を利かす
自己中な奴らに振りまわされて……
わたしの神経は
鉛筆の芯みたいに細く削れて
ポキッと折れてしまいそうだ
あははっ
と
笑って誤魔化しても……
うわ〜〜ん
と
大声で泣いてみても……
ジリジリと沸点に近づいている
このままでは
臨界点を越えてしまう!
神さま お助けください
わたしはバカですが
決して悪い人間ではありません
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パスワードを
打ち込もうとすると暗号を
アスタリスクが隠してくれる
不愉快な奴らの言動を
すべて
この「小さい星」で隠してしまえ!
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見えなかった
知らなかった
気づかなかった
三題言い訳できっと逃げ切れる
憂鬱な雲が晴れて
明るい光が心に差し込んでくる
やっと解決策がみつかった
最後に
わたしの名前にも
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そう絶対に逃げ切ってみせる