机上での自己解剖
faik
血液という海に守られている
骨という外壁に守られている
わかっていながら、
あたしはその中で平気で紛争を起こします
それを片や、狂気沙汰に批判します
そっちではそれを嘲笑しています
あっちではそれを見て学んでいます
遠くで無力が野次を飛ばしています
遠くで非力が止めに入っています
あたしの頭蓋骨の中にある、ココは
欲が生んだ小さな島国です
言葉の膿で出来た孤島です
自由詩
机上での自己解剖
Copyright
faik
2011-10-16 22:49:52
縦