ビースト、 コンパス
狩心

上がる、

27分から26分のビートへ

静けさに
焦っちゃダメだ
ゆっくりと

23分から21分へのビートへ、
わたしは落ち着いている 月に出ているのだ
影の脳を、 月、陽射しに、 どこからでも、
入っているのだ、 香りは深く軽く、

1000円から980円のビート、
延滞しているのだ、 鼻毛が伸びる、
綺麗に、 君は入っている、
こんな温い曲に待ってられない時に嵐が来た!罠だ!
26分から23分のビートへ、
隙間がない!埋められた!
遅延は拍手の渦巻き
わたしは塔に、 生きているのか?
間を飛ばして、 知ってる曲に やさしく
殺されているのか?! もっと軽やかに力強く密かに、
誰も助けちゃくれない、 チャンネルをダンスに切り替える、
伝票が、タクシーのメーターが、帽子の角の締め付けが、
龍炎クロス クローシス、 お前が来たからもう心配ない、煙幕
信じているのだ、 液体の病魔を、 輸送しているのだ、
着想の滲む、懐古の繭の投身の 死実を、
目まぐるしく助けている、 君の希望死を、enter に
意味、制しているのだ、
縦への握手 横への痙攣 待て、落ち着いて、激しく、
おれの背中の壁 区画、 生理捕食、 蹴り飛ばす 面前期待
揺れる肉体、 楽しんでいる、
ビーストはヨーヨーの達人、
5分から5分へのビートダウン、
もう時間だ、 わたしを終え
ほら、川の橋の傍で沢山の子らが踊り、 順番待ちしている、
待ちきれない、 だからそこで爆発する、
1人から4人へ、
4人から歩兵へ、
歩兵から10人へ、
エンドレスから瞬間へ、
そして硬直している、 すべての動き、
すべての動きから、1人ひとりへ
通行人が沸く、

俺たちはまだだ、無視されるまでに育ちたい。
俺たちには不可能が見えている
だからやけに気が晴れている
二次一線の体積に、通行人が沸く、
音は終わるのを知っている、しかし俺たちは終わるのを知らない
誰も見ていない家の庭で太陽を浴びてステップしている、
力を抜いて、誰かを想って、すべてのできない事を想って

足元を見てくねらせている、
君の視線が育つ、無視されているこの体に、
燃え満ちる程の、壁と
壁のない場所と、たまに途切れる肉体の不変と
ララバイしているビースト、
君が無口に暖めるなら、彼女は安心する、
戸惑いの白い足、緑のエメラルドハイソックス、平定に、
通過する車、注射する交互の車、黒で横並びに
君と僕の間、隙間がない、埋まられている、
太陽が嬉し涙を流す、潰されて、金色の髪、手のように肌蹴る
海岸、
7分と21秒の約束、まずは混ぜることから始める
手を増殖させて残像作る
僕は君を見ている、 逆立ちの遠心、
僕らは滑りながらバランスをとる

回転、ひねる、止める、ステップ、ストップする、手で立つ、
後ろに蹴る、前蹴り、前蹴り、縞々のチェーンソーで
地面割れる、だがしかし地面を叩き蹴り続ける
文字が連打される、連携が求められる、声がダンスの先を行く、
ダンスが補強し、声を超える、階段がちら見する
下線、下線、回転しながら迫り来る、タイトル、チームワーク
音で腰を振る、
君は魅力的なエロス、

股間がペタリと地面いついている開脚
胸には油べっとりで
いつでも遠心、投身 焼
することができる、命令、

伝言、ラブの中に血を
滴るマイクを、
そして回転するコンパスで図形を
赤と白と黒の
始まりの約束。

捕食する。

声から銀行へ向かう、
35000円から0分へのビート、

着席

0分から35万円へのビートも、
乞う、ご期待!!


俺たちはまだだ、無視されるまでに育ちたい。
俺たちには不可能が見えている
だからやけに気が晴れている


自由詩 ビースト、 コンパス Copyright 狩心 2011-10-14 10:35:37
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