栞
乱太郎
秋のひとひら
白紙の日記に舞い落ちる
滲みた文字が
やけに霞んで飛ばされそう
移ろいゆく季節にあって
留めておきたい
ひとつの場所
君は覚えているだろうか
僕が挟んだ栞の
あの日
秋がやってきて
風の通り道を歩いたこと
携帯写真+詩
栞
Copyright
乱太郎
2011-10-09 21:16:02