鏡の世界 
服部 剛

生きていれば、時折 
苦い薬を飲むような一日がある 

目の前を覆うもやのような 
掴みどころの無い敵が 
心の鏡に映っている 

靄の向こうのまっさらな 
日々の舞台は、待っている 

目をつむった一念で 
あなたが 
鏡の世界へ、踏み込むのを 






 


自由詩 鏡の世界  Copyright 服部 剛 2011-10-06 23:25:13
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