Venus
アラガイs
貝殻がそっと窓を開けた
午前四時の瑠璃
西の空見上げれば
遥か遠くから駆けてくる乙女たち
闇に燃えつきて
追いかければ風に消えた金の髪
凍りつくような蹄の音
(輝いた)視線に薄明が落ちる
あの星へゆく
(みつめれば) 海を誘う
あの星へゆく 。
自由詩
Venus
Copyright
アラガイs
2011-09-29 03:10:19