海へ
はるな


高いところから
こぼれた水が
だんだんとぬくもりながら
流れおちていく
その
さいごのひとつぶが
目がしらに発見される

水は
いつもさみしがるから
海と
出会わなくちゃ

雨は
わたしの
すこし外がわをたたく

海へと、


海へ。




自由詩 海へ Copyright はるな 2011-09-26 23:35:27
notebook Home