奇数
つみき


奇数は孤独でした

時々 胎児を宿す夢を見ました
(目覚める度に 酷く失望して)

奇数は孤独でした

時々 身体が欠ける夢を見ました
(目覚める度に 劣等感に襲われて)

奇数は孤独でした

(偶数の博愛精神の根源には 平等の二文字しかないと知って)



自由詩 奇数 Copyright つみき 2011-09-26 10:36:43
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