バス停
草野春心



  国道沿いの
  ひと気ないバス停



  それは待つための場所
  立ちどまるための
  誰かを摘みあげ
  載せてゆくための場所



  僕も
  君も
  誰もかも自由で
  浅はかな生きものだね
  国道沿いの
  ひと気ないバス停



  午後三時四十分
  雨が落ちてきそうだ





自由詩 バス停 Copyright 草野春心 2011-09-25 07:49:24
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