血族
吉岡ペペロ

女と女の親戚と三人で喫茶に入った

そのときの女のやわらかな目とちからのぬけた肩や背中を

今日はなんども思い浮かべてしまう


あのときぼくは女の血族だったのだ

女もそう感じていたに違いなかった


女と女の親戚と三人で喫茶に入った

そのときの女のやわらかな目とちからのぬけた肩や背中を

今日はなんども思い浮かべてしまう







自由詩 血族 Copyright 吉岡ペペロ 2011-09-23 22:40:33
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