言葉
もずず


巡り巡るのは
この体のどの部分だろう

美しいモノが何だか喧しくて
見ていられない

胃を急き立てる文字の群れは
胸を焦がして焦がして
睫毛さえも弥立つ

やっぱり誰か頭上で笑っている
せめて神様であれば許せるのに

胸の内はいつ形に出来るだろう
欲するのは
慰めでも共感でも無い

神の施しでも無く

汚れのない
修飾のない

心を射抜く

優しく残酷な

ことば




自由詩 言葉 Copyright もずず 2011-09-23 01:58:26
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