地獄の黙示録
冬野 凪

今月のソープオペラ楽しみにハヤシライスの鍋かき混ぜる


道の向かうからトボけた顔の男現れて胡散臭ひ奴めと花火投げつけられる


プランテーションの無意味さ知るや否や彼は農園に火を放つた


虚ろな眼をした男が素数の美しさについて説くレース場


偽りの放つ悪臭が玄関から臭つてくる早くさばかなければ


水際でチェリーの密輸を食ひ止めろ! 赤い犯行不義の妻ども


短歌 地獄の黙示録 Copyright 冬野 凪 2011-09-20 09:37:17
notebook Home