夜はまだ
はるな


痛い痛い雨がやんだら堅い床踏みつける指すこし緑の

眠る人の横で研いでるさみしい女の匂いや色や言葉や

夜はまだ明るすぎるし広すぎる体が重くて朝を見れない

優しさのはりつく頬を撫でたあとつめたい体をなめたら辛い

振り向けば夜がひたひた溢れて死んだ虫みたいにこっちを見てる



短歌 夜はまだ Copyright はるな 2011-09-20 01:44:42
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ちりぬるを