時のまどろみ(九)
信天翁
始発駅では
カルマをコーティングした
「時」が持てた
鼻毛をのぞかせ不精ひげのままで
途中下車駅では
リグレットが闊歩した
「空」が見えた
エゴのメッキが錆びついたままで
だが 終着駅では
ニンフともののけが握手する
そんな「時空」が訪れるだろうか
干からびたこの俺に
自由詩
時のまどろみ(九)
Copyright
信天翁
2011-09-17 20:01:36
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