夏の夕暮れ
……とある蛙

路地裏の縁台に腰掛け
はだけた胸元に
団扇で風を送り

茶請けに水羊羹
冷茶を一服口に含み
にんまり、

路地には打ち水がしてあり、
しおれかけた朝顔の鉢が
そこ ここ

遠く蝉の声が
しゃわしゃわと
夕暮れ 夏の香


自由詩 夏の夕暮れ Copyright ……とある蛙 2011-09-13 17:13:58
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